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スタートアップでの効果的な人材採用 – 信頼できるパートナーのみを利用するべき3つの理由

日本での人材採用は、高い能力を持つバイリンガル人材の需要供給問題により、高額になることがあります。問題は供給の方です。熟練かつ英語を話せる人材(特に技術部門やハイテク業界において)はそれほど沢山いないのです。私達は、投資の2〜3ラウンド目、プレIPOといったステージにある幾つかのスタートアップと協働しており、彼らは確固たるプロダクト、テクノロジー、オペレーションやカスタマーサービス機能を備えています。こういった企業の多くは、機会費用を抑える事のできるエージェンシー・サポートを効果的に利用するためのタレント・マネジメント・プログラムやファンクションといったことに、未だ十分な投資を行っていません。

機会費用とは時間と同じようなものであり、それはエグゼクティブ・レベルにおいて特に貴重なのです。多くの企業は人材採用に関する膨大なタスクを創業者やエグゼクティブ・メンバーを通して行っていますが、彼らこそ、(理解と価値のある)エージェンシー・パートナーを信頼し利用することでリソースの効果的な再構築やブランドイメージ・市場での評判を左右する求職者側の経験を一貫したものにさせることができます。

そこで、リクルートメント・パートナーを効果的に利用することが何故スタートアップに役立つのか、3つのキーポイントを以下にまとめました:

1) 信頼できるパートナーvsソーシング・ツール

リクルートメント・エージェンシー・パートナーを利用する最大の価値とは、ただソーシングすることや履歴書を送ることに留まりません。いくつかの企業は採用プロセスのほとんどを自分達で行おうとしますが、その結果は条件によってポジティブにもなり得れば、誤った管理によって求職者の期待を裏切ることにも、また優秀な人材を見送ることにもなり得ます。

ソーシング段階での最初の紹介後にエージェンシーとのコミュニケーションを止めてしまい、その後幾つもの問題が生じてしまうというスタートアップの傾向を私たちは今までにも見てきたことがあります。

このプロセスは以下のように段階分けすることができます:

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面接過程において、しばしば感情が入り込んでしまい、健全かつ論理的でいることが難しいことがあります。ここにおいても、優秀なパートナーが仲裁に入りバランスを保つ手助けをしてくれます。

2) 機会費用

ここでは時間がポイントです。時間とは、増収、ユーザー獲得、オペレーションの向上や製品開発に使うべき時間のことです。アドミン(管理)タスクには、アウトソースされるべきプロセスが多数あります。プロセス管理のほとんどを自分自身で行うつもりでいるなら、信頼できるパートナーに早い段階で一度時間を投資することで、後々の時間を節約することができます。

3) 候補者にとって望ましくない体験

きちんと統制されていないプロセスは、候補者にとってネガティブに映りかねません。スタートアップと言えば、まだまとまりがなく、曖昧さを受け入れることの出来る人材を必要としているのが当然とも言える一方、時にそれはプロ意識の一線を超えてしまうことがあります。

(面接の)準備不足、すっぽかし、面接官の変更や人材の取り違えなど(実際に起こり得るのです)日本の求職者たちは特にこのような事に関して敏感なのです。

迅速かつ丁寧なフィードバックを送りそびれることも、企業のブランドや評判にネガティブな印象を与える要因となり得ます。

私達が提案するのは、企業が自身のリソース、特に自分たちの時間をどれだけ効率よく利用しているのかをいま一度確認することです。そこまで重要ではないタスクや、効率よく成立できるはずだった重要な交渉に多大な時間を使っていることが分かった場合、その時間をあなたのビジネスの限界価値へと変換させることが出来るかもしれません。